波動カウンセリング・ヒーリング

続・数霊の法則 その24/神様に喜ばれる生き方

『I.H.M. WORLD』2015年6月号 掲載

徳を積むにはどうすれば良いのか?

  自分には分っていて当たり前と思っていることを、目の前にいる人に説明しても、なかなかうまく伝わらないことが時々あります。特に本質的な話になると、聞いている人の状態によって理解の度合いが違いますので、細かく噛み砕くように説明しなければ伝わらないことも度々あります。

 波動カウンセリングでは、クライアントさんのエネルギー状態を調べて、身体の状態に影響を及ぼしている毒素やウィルスの波動を拾い出します。そして、それらの毒素やウィルスを共鳴によって引き寄せている感情波動を探して行きます。さらに、それらの感情波動がどこから来ているのか? なぜ、その人の潜在意識の中にその感情波動があるのか、そのルーツを探して行きます。それが家系から来る遺伝的なマイナスカルマであったり、ご自身の過去世において作ってしまったマイナスカルマであったりするのです。それらの情報を拾い出して、クライアントさんにお伝えして、最終的に根本原因であるマイナスカルマを解消するために必要なことをお伝えしています。

 マイナスカルマを解消するために必要なことのひとつとして、プラスのカルマを作ること、日本語で言えば「徳を積む」と言うことになります。「日々の生活を送る中で、徳を積む事を意識して行動を起こしてください」とお伝えするのですが、多くのクライアントさんから「徳を積むってどうやればいいのですか?」と質問が返ってくるのです。そのような質問が返ってきた時は、「難しく考えなくて良いですから、自分が出来ることから始めてください。明るい声で挨拶をしたり、親切にしてもらった時にはありがとうと素直にお礼を言う、これだけで相手の人は明るい気持ちになれますので、ほんの少しですけれど徳を積んだことになるんです」と説明をしています。

 私のセミナーの時にもそのような内容のお話を詳しくしているのですが、1回説明を受けた人なのに、同じ状況で同じ質問を何回も繰り返して来る人がいるのです。どうして同じ質問を何度もしてくるのだろう? 当初は腹立たしく思ったりしていました。

周りの人に喜んでもらっても失敗する?

 先日来店されたクライアントさんのお話しですが、多くのクライアントさんの場合、身体の不調や精神的な悩み事の相談がほとんどですが、その方の場合は少し相談内容が違っていて、金運と仕事運に特化したご相談内容でした。詳しくお聞きしてみると、その方は自分で事業を何回か起こしており、最初は順調に売り上げが伸びて行くのですが、ある程度の規模になると一緒に仕事を
していた人に裏切られて事業がダメになるそうなのです。そのようなパターンが数回繰り返して起きているとのことでした。

 このような現象が生じる場合の原因として、その仕事をお金儲けのために欲で行っていると、途中で何か問題が生じて失敗するケースが多いのです。わたしは、そのクライアントさんに、仕事をお金儲けのために行っていませんか? と訊ねてみたのですが、その方は「いいえ、僕は仕事を進める時は、まず周りにいる人のことや、お客様のことを考えて、みんなが喜んでくれることを一
番に考えながら行っています。なのに、いつも裏切られて失敗してしまうんです。それがどういう理由で起こるのか知りたいんです」と返事が返ってきたのです。

 もっと詳しくお話をお聞きしてみると、その方は幼い頃、祖母から教育を受けて育ったそうなのです。その祖母の教えで、人はまず自分の事よりも周りにいる人のことを考えて生きなければならない。相手に与えることを優先していれば、最終的には自分のところに返ってくるのだよ」と、タライに水を入れて中央の水を手で向こう側に押してやると、左右の淵の水が自分の方に流れてくる様子を見せながら、教えてくれたそうなのです。

 幼い頃に教えられたその考え方を、大人になってからも実践してきたはずなのに、なぜ事業がいつも途中で失敗してしまうのだろうか?

神様の視点で物事を見る大切さ

 情報を拾い出して、その方に説明を始めました。出てきた情報は、多くのクライアントさんと同じように、根本原因として過去世カルマの情報が出てきました。過去世カルマを解消して行くには、徳を積んでください、周りの人が喜ぶことを行ってくださいとお伝えしました。そして、言葉の大切さを伝えながら、お金はアルアル、心配はナイナイ(これは大木カウンセラーの専売特許)と声に出して言いましょうと説明したのです。

 言霊の話しを聞いている時にその方は、「言霊って神様ですよね、やっぱり神様のエネルギーって大切なんですね」と言ってきたので、「そうですね、神様に喜んで貰えるような生き方が重要ですね」と返事をしました。
 すると、あっそうか! と何かに気付いた様子で、しゃべり始めました。「周りの人を喜ばせるといっても、ただ単にその人の欲を満たしてあげたり、お金を渡したりして喜んで貰っても意味がないんですね。

 我欲を満たしてあげても、それは人間としての欲だから神様は喜ばないですよね。神様が喜んで、周りの人も喜んでくれるように働きかけるには、周りの人たちの人格が成長するような働きかけをして、喜んで貰わないと意味がないですよね。
 僕はただ喜んで貰うために必要以上のお金を渡したりしていたんです。だから、お金に欲のある人が集まって来て、いつも失敗していたんですね。ありがとうございました、大切なことに気が付きました。」とおっしゃったのです。

徳を積むのは子育てと同じ

 神様と人間は親子に例えられることが良くあります。人間をこの地上に誕生させたのが神様であるから、神様は人間の親になると言う考えですが、この考え方を用いて、周りの人に喜んで貰う(徳を積む)ということを考えた時に、神様の視点に立って世の中の人を子供のように育てる感覚で接することで、自ずと相手の人が本当に喜んでくれることが見えてくるのではないでしょう
か? 自分の子供であれば、人としてしっかりとした人格を養い、世の中の人から慕われ尊敬されるような人に育ってほしいと思うのが自然でしょう。

 同じような思いを神様は持たれており、その神様と同じ視点に立って人と接する時、自分の意識の中心にはいつも神様がいる状態なのではないでしょうか? そして、周りの人たちの成長を考えながら言動を起こすことが出来るのではないでしょうか? そのような意識で日々の行動を起こしている人が人徳のある人なのでしょう。古神道の教えでは、人の意識の中心には神様の分け御
霊である「直霊(なおひ)」があると言われています。その直霊を意識しながら行動していれば、誰でも自ずと神様に喜んで貰える行動を起こせるようになるはずです。

 このように毎日のカウンセリングを行う中で、私もクライアントさんからたくさん気付きを戴いています。

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