2016年の4月25日~5月9日まで、トルコのイスタンブルとドイツのフランクフルト・ベルリンにて数霊セミナー及び波動測定体験会を開催してきました。
事の起こりは、一本の電話からでした。『I.H.M. WORLD』元・編集長の北條明子さんに、トルコの友人ジャンさんから日本のお米について問い合わせの電話があったのです。
一本の電話からすべては始まった
「僕の友人でお米農家の人が、日本のお米を栽培したいそうなんだけど、明子お米の作り方知っているかい?」
電話を受けた北條さんは、すぐさま「お米も良いけど、枝豆に興味はあるか聞いてみてくれる?」と返事しました。北條さんは、以前トルコに住んでいたことがあり、その時に中国産の枝豆が高い値段で売られているのを見て、日本の美味しい枝豆をトルコで栽培すれば飛ぶように売れるだろうと思っていたのです。
その話を飲み会の席で聞いていた私は、本気で枝豆を栽培する気があるのなら出資するよと、提案をしていたのです。しばらくその話は立ち消えになっていたのですが、ジャンさんからの電話で現実の話しとなって動き始めたのです。
予定が次から次へと追加される
まずは、お米農家の社長さんに会って現場の畑を見に行こう、そして種を蒔く時期は春先がベスト、ならばすぐに種を手配して現地に行きましょうということで、今回の海外行きが決まったのですが、私が海外に行くならば、枝豆の話しだけではもったいないので、「ぜひ数霊セミナーと波動測定体験会もやりましょう」と言うことで、現地にいる北條さんの友人たちに応援をお願いして準備が始まりました。
さらに、ドイツのフランクフルト在住の国際波動インストラクターである、シュタイン亜希子さんからも、以前から来てほしいとの要請がありましたので、足を延ばして行くことにしたのですが、時を同じくしてベルリン在住のコウジさんという北條さんの知り合いにも日本でお会いする機会があり、「ぜひベルリンでもセミナーを」と言う話の流れが出来上がったのです。そして、トルコに行くなら是非『和龍』の奉納をして来てほしいとの依頼を荒井社長とEPP林美智子さんから受け、新たなミッションを携えて渡航することになりました。メンバーは、私と北條明子さん、そして旦那さんである元IHMスタッフの細谷毅さんの3名で、まるで水戸黄門と助さん格さんよろしく、出掛けたのでした。
その時の私たちには、現地でとんでもない体験をすることになろうとは気付くすべもありませんでした。
最初のミッション完了
トルコのイスタンブルに着いた私たちは、高速バスに乗りお米農家の社長さんがいるエディルネという町に移動しました。ホテルにチェックインを済ませた後、街の散策に出かけて一番大きなモスク(ユダヤ教のお祈りをする建物)を訪れたのです。
トルコで一番有名なのは、イスタンブルにあるブルーモスクと呼ばれている建物ですが、同じ人が設計したモスクがエディルネにもあったのです。
お祈りの時間以外は、ほとんど人がいないので『和龍』を奉納するにも、責任者にお会いすることが出来ません。係りの人に尋ねてみると午後5時前にホジャ(位の高い人の呼び名)さんが来るので、「その時に少しお話することが出来るかも」と言うことで待っていました。そして、予定通り現れたホジャさん(格好は普通のおじさんでした)に事情を説明して手渡すことが出来たのでした。(写真1)
お米農家の社長さんに会う
その後、お米農家の社長さんに連絡を取ったところ、目的地が大きくずれていることが発覚。エディルネと聞いていたのですが、その範囲は広くてその中のケシャンと言う場所が目的地だったのです。翌朝タクシーに乗り込んだ私たちは、一路ケシャン目指して数十キロある道を飛ばして移動したのです。無事にお米農家の社長さんと会うことが出来てホッとしたのもつかの間、話を進めていこうとするのですが、何か話が噛み合わないのです。
詳しく聞いてみると、社長さんは日本のお米も枝豆も栽培したいと頼んだ覚えは無いとのこと(驚)。すべてはジャンさんの目論見だったのです。
私たちは、新事実が発覚したことに驚きを感じつつも、そのまま帰る訳にも行かず、粘り強く交渉を重ねた結果、枝豆の種を一旦預けておき、後日連絡を取りながら、栽培してもらえるかも知れない所まで、こじつけることが出来ました。
ジャンさんと社長さんは、トルコの兵役時代の親友だそうで、そのジャンさんの友人ということでとても厚くもてなして戴けました。(写真2)
イスタンブルでのセミナーと体験会
トルコではビザが無ければ有料セミナーは開催出来ないとのことで、今回はセミナー、体験会共に無料開催にしました。告知期間が極端に短かった為、人が来てくれるのか心配していましたが、蓋を開けてみると15人くらいの人達が参加してくれたのです。
トルコでは休憩中にチャイ(トルコの紅茶)やお菓子を振る舞って、人を集める方法を取るそうです。それを目当てに来る人も多く、セミナーの内容が面白くないと、途中で帰ってしまう人も多いそうなのです。
今回のセミナーでは、一通りのお話が終わった後質問がたくさんあり、もっと詳しく話をしてほしいとの要望があったため、別のスライドを開いて追加でお話をしたのです。こんなことはトルコではありえないとのことで、現地で準備をして下さった貴子さん(北條さんの友人でジャンさんの奥様)も驚いていた程です。(写真3、4、5)
この日、通訳をしてくれたのは、トルコ人のアルクさんですが、彼はとても丁寧な日本語を話す方でした。日本で武道を学んだ経験があり、みごとに数霊の法則をトルコ語で通訳してくれました。
セミナー終了後、アルクさんが頭痛持ちだと言うことが分りましたので、特別にKTSーPROで波動水を作ってあげました。
きっかけの張本人ジャンさんに会う
イスタンブルでのセミナーを準備してくださったのは、北條さんの友人である現地日本人の方達ですが、その中のお一人、貴子さんはトルコで通訳のお仕事をされており、今回のきっかけを作ってくれたジャンさんの奥様です。
ジャンさんは、トルコの学者さんなのですが、ここ数ヶ月体調を崩しているとのことで、セミナー終了後ご自宅を訪ねて一泊お世話になりました。翌朝、お世話になったお礼として、KTSーPROによる波動カウンセリングのフルセッションを行わせて戴きました。
測定中も、数回中断して横になられていましたが、なんとか最後まで測定をして、5リットル入りの蒸留水2本に波動転写して、波動水をプレゼントしました。
今回のツアーは、まさしくジャンさんが波動カウンセリングを受けるために、別の用件で連絡をくれて私をトルコまで導いてくれたのだろうと感じています。今回のトルコでのミッションは、これでほぼ完了したのではないかと思います。(写真6)
いざフランクフルトヘ
トルコでの予定を終えた私たちはドイツのフランクフルトへ移動しました。現地では、国際波動インストラクターのシュタイン亜希子さんが、空港までお出迎えしてくださいました。
彼女は、日本に来て結晶写真撮影の研修を受けており、今フランクフルトで研究所の立ち上げ準備中です。今後は、結晶写真の撮影と平行して、波動測定の仕事もしていきたいとの希望があり、以前から来てほしいと要望されていましたので、今回のトルコ行をきっかけに足を延ばして来たのです。
彼女の研究所は、友人のベッティーナさんが所有している牧場の中、ゲストハウスの一角にあります。ベッティーナさんは、昨年数霊システムⅡを購入してくださって、馬の波動水を毎日作っているそうです。今回は、KTSーPROにて馬(エボニー君)の測定デモを行ってみました。これから、フランクフルトにてKTSーPROのサロンがオープンされる日も近いのではないでしょうか?(写真7、8、9)
フランクフルト&ベルリンにてセミナー開催
翌日、フランクフルトでの数霊セミナー&測定体験会を行いました。こちらの会場もトルコと同じくらいの参加者でしたが、皆さん波動に興味のある方ばかりでした。シュタイン亜希子さんに通訳をお願いしましたが、彼女は国際波動インストラクターですから、さすが波動に関しては造詣が深く、とても丁寧に説明をしてくれました。熱心に耳を傾けてくださる方ばかりでしたので、思わず説明にも熱が入ってしまい、予定の時間をかなりオーバーしてしまいました。体験会も含めて終了したのは、午後9時頃になってしまいました。(写真10)
今回のツアーで最後のセミナー開催場所ベルリンへ移動するにあたり、テレビ番組「世界の車窓から」にあこがれていた私は、列車で移動することに決めました。
驚いたことにドイツの駅には、改札がありません。切符を買わなくても勝手に乗ることが出来るのです。ただし、見回りの人に見つかった時には運賃の4倍近い罰金を請求されるそうですが、あまり見回りの人は来ないそうです。ドイツ人は日本人の気質に近く、きちんとした性格の人が多いと聞いていましたが、列車に関してはここまでアバウトだとは思っていませんでした。おまけに出発時間や車両が変更になるトラブルまであったのです。(写真11)
ベルリンのセミナー会場はエッセンティス・ビオホテル、ここは完全ベジタリアンの食事を提供してくれるホテルです。河沿いのとても静かな場所にあり、ヒーリングミュージックが流れている、まさに数霊セミナーを行うにふさわしい会場です。
今回、セミナールームをお借りする代わりに、オーナーのトビーさんの波動カウンセリングを行うことになっていましたので、午前中に測定を行いました。(写真12)
そして、午後にセミナーと体験測定会を行いました。今回も参加者は同じくらいの人数でしたが、江本会長の水からの伝言ファンの方も遠くから足を運んでくださいました。
最後に用意されていたサプライズ
体験会を終えて、これで今回ツアーの仕事はすべて終了したと思っていたのですが、夕食を取っている時に、明日二人波動カウンセリングをして貰えませんかとの打診があったのです。最終日は予備として取ってあり、最後に少し観光をしたかったのですが、せっかくの申し出なのでお受けすることにしました。
午前中、一人目の波動カウンセリングは、ニコラスさんと言う人です。彼は様々な不調を抱えており、たくさんの相談事項がありました。
測定をしてみると確かに、波動の乱れがたくさん出てきました。 KTSーPROが不安定になるくらい、ネガティブエネルギーの影響を受けていたようです。そして、その後カウンセリングを受けられたのは、タツアナさん(トビーさんのお姉さん)です。(写真13)
彼女は、ニコラスさんとは対照的に、波動の乱れがほとんど無い方でした。そのことをご本人に伝えると、確かに体は健康そのものだけど、潜在意識の奥にどのような感情が隠れているのか知りたいと言うことでした。そこで、測定を進めていったのですが、「死に対する恐怖」の感情が出てきたのです。
身体の波動では、胸腺に乱れがあることから、ハートチャクラ(第四チャクラ)愛のエネルギー不足、そして自家中毒コード(子供が親にかまって貰えない時になる病気)、家系波動では母親コードの乱れが確認出来たのです。
これらの情報を詳しく伝えたところ、感情波動の時にはなぜそのような感情が出てくるのか解らなかった彼女ですが、ふと幼い頃の出来事を思い出して、すべての情報がひとつにつながったのです。
実は彼女の母親は、彼女が幼い頃亡くなっていたのです。その時、母親の死を目の当たりにした彼女の潜在意識には、母親の死に対する恐怖の感情が強く記憶されてしまっていたのでしょう。
そして、母親の愛情を幼い頃に十分受け取ることの出来なかった寂しさが、ハートチャクラのエネルギー不足に繋がっていたのでしょう。それらのことが理解出来て、とても感動的な波動カウンセリングになりました。
すべてのセッションが終了して、みんなで記念撮影をしていたのですが、突然彼女がちょっと待って、と言って自分のカメラを取りに行きました。聞いてみると、彼女はプロの写真家だったのです。
人物を撮影する専門家だそうで、私を撮ってあげると言ってスタジオまで案内してくれたのです。 出来上がった写真を見せてもらい、びっくり! 僕ってこんなに男前だったっけ? と勘違いしてしまうくらい、素敵な写真をプレゼントしてくださったのです。今回のツアーを頑張ったご褒美として、神様がプレゼントしてくださったようです。(写真14)
海外初ツアーに出かけてみて
江本会長が生前、世界を飛び回って講演ツアーを行っていましたが、どのくらい大変なことなのか、私には解りませんでした。今回、海外で3ヶ所のセミナーと体験会を行ってみて、その大変なことと楽しさの両方を経験することが出来ました。
そして、KTSーPRO波動カウンセリングのフルセッションを、海外で行ったのは今回が初めてでしたが、受けて戴いた人たちには大変喜んで貰えたこと、そして数霊の法則に関しての話しにも興味を示して貰えたことなど、波動の本場ドイツで受け入れて貰えたことなどから、いま私たちが行っている波動カウンセリング技術は、日本発のオリジナル技術であり、世界中に必要としている人たちがいることを確認することが出来ました。とても意味のある、有意義なツアーだったと思います。
今回のツアーに関しては、北條明子さん、細谷毅さん、お二人にはとてもお世話になりました。お二人がいなければ実現出来ないツアーでした。(写真:12ページ)
そして現地でご協力戴いたご友人の皆様方にも心から御礼を申し上げます、ありがとうございました。