数霊マイスター・ヨッシーの連載エッセイ
“万物は数で出来ている” 事実に気づき、数霊セラピーシステムを開発した、有限会社 I.H.M.ドルフィン 吉野内聖一郎(ヨッシー)の、機関誌 『I.H.M. WORLD』に連載したエッセイ。
2012年2月号 掲載
自分のお願いを聞いてくれる神様とは?
今年のお正月には、近くの神社へ初詣に出かけた人も多いと思います。
大きな神社になると初詣客だけで数十万人も来るとか。
私は、一昨年のお正月に明治神宮へ参拝しようと思って、電車で出かけたのですが、境内の敷地内に入ってから本殿の参拝する場所までの道のりが長いのです。
しばらく歩いていると、人の流れが行き詰まり、そこから3㎞先まで人が並んでいるとのこと。
「約3時間待ちです」と係の人から説明を聞いた瞬間に、踵を返して帰途についたことを覚えています(笑)。
多くの人が神社で願うことは、無病息災、家内安全、合格祈願、恋愛成就、商売繁盛、etc…色々ありますが、まず自分の幸せを願う人が多いのではないでしょうか?
いくらお正月だからといっても、一度にこんな大勢の人からお願いをされたのでは、神様もたまったものではないでしょう。
ましてや、普段神社にお参りに来ることのない人が、一年に一度お正月だけ来てお願いをしても、お賽銭を奮発して1万円入れたとしても、それで願い事を叶えてほしいと言うのは虫の良い話だと思います。
その前に、参拝をしている人たちは、神様が本当に存在していると思っているのでしょうか?
読者のみなさまはいかがでしょうか? 神様と呼ばれている存在が、本当にいると実感されていますでしょうか? 存在していることは、頭では理解しているのだけれど、実感まではできていないと言う人が多いのかもしれません。
もっとも、神様と呼んでいる存在をどのような存在として認識しているのかによっても答えは違ってくると思います。
日本の古神道の場合は、八百万の神と言われるように、あらゆるものに神が宿っているとする考えが根底にありますので、キリスト教をはじめとする一神教の教えのような神とは、少し解釈が違ってきます。
どちらにしても、目に見えない世界にいて私たちを守ってくれたり、正しい方向に導いてくれたりする存在であるという考えは同じだと思います。
ヒーラーやカウンセラーはネガティブ波動を受けやすい
自分にもっとも身近な神様のことを、守護霊、守護神、守護天使などと呼ぶ人もいるようですが、呼び方はどのような名前であろうが、すべての人には自分を守ってくれている霊的な存在がいるというお話を、本や雑誌でよく目にします。
私自身は、霊的な能力やスピリチュアルな能力はほとんどありませんので、そのような存在が見えたり、声が聞こえるということはありません。
でも、私のサロンに来るお客様の中には、見えたり聞えたりするという方が大勢いるのです。
そのようなお話を否定する考えはまったくありませんが、自分で体験していないので、ただお話しを聞きながら頷くしかないのです。
そして、そのようなお話をされる方の場合、ほとんどの方がネガティブな霊的存在やエネルギーの影響を受けて、いろんな問題を抱えているようです。
また、お客様の中には、カウンセラーやセラピスト、整体師、鍼灸師の方もたくさん見えられます。
代替医療と呼ばれる仕事をされている方が共通して抱えている問題は、施術を行うことでお客様からネガティブなエネルギーを受けてしまい、ダメージが残ることです。数年前に見えられた整体師の方は、1日200人以上の施術を行っていたところ、ある日急に身体が動かなくなりそのまま倒れてしまったそうです。
病院を退院した後も後遺症が残っており、その後のリハビリを続けながら、当社の波動カウンセリングを受けにきてくださったのです。
そのくらい、病気の方に施術する行為には危険が伴うのです。
波動測定を通じて気づいた自分を守る霊的存在
波動測定器を使って行う波動カウンセリングにおいても例外ではありません。
お客様の身体に直接触れるわけではないのですが、潜在意識の中に抱えているネガティブな情報を探していきますので、そのようなエネルギーの影響を知らず知らずの内に受けてしまうのです。
私も以前は、カウンセリングが終わってお客様を玄関からお見送りした後は、椅子に座ったままぐったりとして、しばらく動けない状態になっていました。
まるで、背中に鉛の板が張り付いているように、身体が重くて動けなくなっていたのです。
ネガティブなエネルギーの影響を受けない方法があれば、誰か教えてほしいと常々思っていたのです。
ある時、私は1冊の本の中に紹介されていた方法を、自分なりにアレンジして、自分を守ってくれている霊的存在にお願いをしてみました。
「どうか、波動測定中のネガティブなエネルギーから私を守ってください」と。
何気なく行ってみた測定前の祈りですが、2回ほど測定前に祈りを行った後にふと気が付くと、今までのようなダメージが残っていなかったのです。
その後、お祈りの仕方をもっと自分で実感できる祈り方に変えて行きましたが、お祈りをしていなかった頃と比べると、その疲れ方は雲泥の差があるのです。
この体験から、私は本当に霊界には自分をいつも守ってくださっている神様(霊的存在)がいるのだということを実感できたのです。
そして、自分と同じようにネガティブなエネルギーの影響で悩んでいる人から尋ねられると、この方法をみなさんにお伝えしています。
面白いことに、この方法を実践した人は、100%の方がそれまで受けていたダメージが、ほとんどなくなったとお礼を言ってくださいました。
私たちは、一人で生きているのではなく、いつも霊界から見守られながら生きているようです。そして、私たちが必要なことをお願いした時には、いつでもサポートをしてくれるようになっていたのです。
ただし、自分の人生は自分の魂を成長させるための経験を積むためにあります。
自分で責任を持って、自分の意志で生きて行く必要があるのです。
ですから、本人が自分の意志でお願いしなければ、霊界の存在達は動くことが出来ないようです。
勝手に動いてしまっては、子供に過保護な親と同じになってしまい、本人の霊的成長の妨げになるからなのです。
霊能力もスピリチュアルな能力も持っていない私が、波動測定器という装置を使って、波動カウンセリングを行うことで、自分を守ってくださっている霊的な存在たちを実感することが出来たことは、とても素晴らしいことであり、現実世界で地に足をつけて活動する中で、霊界と繋がりながらその存在達のサポートを十分に受けて、現実世界にそれを反映してゆける状態であると言えるでしょう。
読者のみなさまも、ぜひご自身を守ってくれている神様に、協力を仰ぎながら素晴らしい人生をお送りください。