数霊システム&波動カウンセリング

◇続・数霊の法則 その10/激動の時代における二元性

会報誌 『I.H.M. WORLD』
2014年2月号 掲載

 2014年に入ってから、やはり予想していた通り、身の回りで起きる出来事が良い方向へ変化しているように感じます。みなさまの回りではいかがでしょうか?
 激動の時代を迎え、昔の時代における変化とは比べものにならない速さで、世の中が急速に変化しています。その変化の波に乗って前に進んでいる人がいれば、反対に波に乗り切れず世の中の変化についていけない人がいるように思います。波に乗っている人にとっては、とても快適でワクワクする時代だと思いますが、波に乗ることができず、変化についていけない人にとっては、毎日が不安や苦痛の連続ではないかと思います。

 この両者の違いはどこから来るのでしょうか? この連載エッセイの中では、「数霊」をテーマにいろんな情報を提供していますが、その「数霊」を語る上で必ず必要とされるのは「陰陽論」と「相対性」という言葉です。突き詰めればどちらも同じ意味なのですが、この宇宙を創っている法則を意味している言葉なのです。
「陰陽論」と「相対性」という言葉は、二元性によって成り立っている世界を意味しています。時代が変化していく波に乗っている人と乗れていない人という二元性を見つめた時、この両者の違いはどこにあるのだろうと考えてみました。すると、頭の中に浮かんできたのは、「自立」と「依存」という言葉でした。

「自立」とは自分だけでなく、周囲の「自立」もサポート

 自立とは、誰にも頼ることなく自分の足でしっかりと地に根を生やして立っている状態を言います。その自立の方向に進もうとした場合、今まで依存していたものから手を離さなければなりません。今まで自分の安全を確保していた場所や物や人を手放すことには恐怖が伴います。その恐怖を乗り越える勇気を持つことで、自立の方向に進んでいくことができるのだと思います。 
 たとえば、子供は家庭の中で親に守られながら成長していきますが、就職して社会人になり、やがて一人立ちしていきます。また、会社という組織の中で働いている人は、組織の中で仕事を覚えながら成長していき、やがて独立を目指す人もいます。独立して仕事を始めた時に、それまで会社の看板や組織によって自分が守られていたことに初めて気付くことができます。

 このように自分がそれまでいた場所や組織から離れていくという変化を受け入れることによって成長でき、そして自立の方向に進んでいくことができると思うのです。我々が住んでいるこの宇宙は「諸行無常」という言葉が示すように、常に変化しながら成長し続けていますので、その宇宙の変化の波に乗るためには、自分自身が変化しながら成長していくための選択をする必要があるわけです。
 自立していくためには、潜在意識の中に持っているマイナスカルマを解消していく必要があります。そのためには、周りの人に喜んでもらえることを行うことが一番です。人に喜んでもらうというのは、魂から喜んでもらうことであり、相手の人の自立を促すことでもあるのです。
 つまり、自立の方向に進もうとしている人は、自然に周りの人の自立もサポートしているのです。

依存体質の人は、周囲も依存させようとする

 ところが、変化することに対する恐れがとても強い人の場合は、自分を守ってくれている家や会社や人を手放すことができません。成人しても就職せず家にずっといたのでは、自分が成長していくための経験を積む事ができません。会社組織に属していても、自分から積極的に仕事をすることなく、給料をもらうためだけに決められた時間内で与えられた仕事だけをしていたのでは、会社のお荷物になってしまいかねませんし、仕事に対する創造力を発揮しないのでは、自分の成長は望めません。結婚しても相手が何をしてくれるのかと要求ばかりしていたのでは、夫婦関係は崩壊してしまうでしょう。苦労もしないで利権による利益を手に入れて、豪遊生活ばかりしていたのでは、自分の魂の成長はないでしょう。しかしながら、そのような立場にいる人が、自らそのような権利を放棄したという話は聞いたことがありません。それは、自分の所有している権利を手放すと、今までのような生活を送れなくなるという恐怖があるからなのです。
 スピリチュアルの世界において、ヒーリングやセラピーを行っている人の中で、「私に任せれば大丈夫です」と言ってお客様の依存心を煽る人を時々見かけます。問題を抱えて苦しんでいる人は、藁をも掴む思いで申込みをしてきますので、依存心の強い人が多いのです。そのような人を依存させてしまうスピリチュアルな人が、実はもっとも依存体質の人なのです。つまり、お客様を依存させることに依存してしまっているのです。

自立は「愛」、依存は「欲」

 世の中にいる人を、100%依存もしくは100%自立というように、白か黒に分けることはできません。それは、ほとんどの人がその両方の意識を持っていると思うからです。両方の意識を持っている中で大切なのは、どちらの方向に進もうとしているかということでしょう。依存体質が強くても、その人の意識は自立の方向に向かって変化していくことを望んでいるのか? それとも、今持っている地位や名誉や財産に固執して、変化することを拒絶しているのか?
 私たちが毎日行っている波動カウンセリングは、依存の意識が大きい人であっても、変化していくことを望んでいる人であれば、そのためのサポートを受けることができるのです。でも、変化することを望んでない人の場合は、残念ながらサポートを受けることはできないようです。2014年は、この2極化がさらに顕著な世の中になってくると言われています。

 IHMスマイル主催のHADO KAIZEN講座において、大木義昭講師から愛の五層についてお話しをさせていただいております。私たちが正しい価値観とものの考え方を身につけるには、愛に基づいた生き方が大切であるという内容です。その愛には五つの層がありますが、愛の反対である欲にも五つの層があるのです。
 このような五層から成る愛ですが、私たちがこれらの愛に基づいた行動をとっているときは、自分自身とそこに関わる人たちが自立していくことを前提に生きているということなのです。反対に欲に基づいた行動を起こしている時は、自分や周りの人たちを依存させる目的で生きていることになります。
 人が心の中で思っていることは目に見えません。でも愛が基になっているのか、それとも欲から生じているのかは、その人の発する言葉や行動をしっかりと見ていれば判るものです。
 ですので、常に愛を基本とした判断と行動を起こし、真の自立を目指した人生を共に送っていきましょう!dol201402

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